sorae workshop 2016 みんなで作る 地域支援マップ in 石垣 実施報告
宮古のwrokshop に続き、11月18日(金)石垣市健康福祉センター 1階 第1・2研修室 にて「sorae workshop 2016 みんなで作る 地域支援マップ in 石垣 不登校支援編」を開催しました。
教育関係を中心に 様々な立場で子ども・若者支援に携わる25名の方々にお集まりいただきました。
今回は、
”不登校支援”をキーワードに、参加者同志で情報や意見を交換し、参加者それぞれが「地域支援マップ」をつくるworkshop。
支援者が、地域の社会資源を知り、地域の支援機関(支援者)のネットワークをつくる事をねらいとし、
「社会資源を知ろう!」と題した ”社会資源”の基礎知識講義、地域支援マップを作る sorae流ワールドカフェの2部構成で実施しました。
また、本島開催とは若干異なり、ワールドカフェの1・2ラウンドで、典型事例を用いてのディスカッションを導入し、最後の3ラウンドめの締めくくりでは、数名の方に事例発表をしていただきました。
社会資源を知ろう!
まず、どんな状況であれ、支援には地域の社会資源を知っておくことがポイントとなります。
「不登校」という問題に対して、
アウトリーチ・相談・活動、体験、学習、訓練、居場所 に対して
小・中・高 にあてはめて どんな資源が存在しているのか、を位置づけた資料をお配りしました。
sorae流ワールドカフェ
第2部は 顔の見える地域支援マップを作る sorae流ワールドカフェ。
4名1組で、それぞれ自己紹介・どの様な支援を行っているか、どの様な機関なのか等 情報交換しながら
テーブルに設置した大きなsoraeオリジナルの地域支援マップワークシートと
個々に配られた 地域支援マップワークシートに 交わされた情報等を書き込んでいきます。
実際に顔をあわせながら作る、実践に役立つ 自分オリジナルの支援マップづくりです。
大まかなルールとしては、
合計3ラウンド(35分×2ラウンド、3ラウンドめは40分)行い、
2ラウンドめは 他のテーブルに自由に移動し、3ラウンドめは最初のテーブルに戻り 他のテーブルで得た情報をシェアしたり、意見交換します。
各テーブル4名のうち、1名は固定メンバーとして席を移動せずそのテーブルで交わされた情報を共有していただきました。
また、1・2ラウンドで、典型ケースを用いてのディスカッションを導入しました。
1~2ラウンドでは、各自に配布したA4サイズの支援マップワークシートにそれぞれ記入し、
3ラウンドめに、テーブルに設置した大きな支援マップワークシートに
今日の集大成的に書き込んでいきます。
目的は
- 地域資源を知る
- 地域の支援マップを作る
- 今後の不登校支援に活用していく
今回、初めて ワールドカフェ形式の研修会に参加した、という方もおられたと思いますが、
そこはさすが支援者の方々。どのテーブルもスムーズにトークに入っていました。
最初に簡単な自己紹介、名刺交換をし 普段 どんな支援を行っているのか、など話し
典型ケースを元にディスカッションしながら、
それぞれのワークシートに それがどの領域に関わる支援なのか 書きこんでいきます。
テーブルに用意していたマジックや付箋紙を使い、テーブルごとに 様々な「地域支援マップ」が完成しました。
はじめての作業で、戸惑う参加者の方もおられましたが、
どんどん書き込んでいきました。
※各テーブルごとに書き込んだマップは、本ページ最後に 主だったものを掲載しています。
今回、最後に数名の方に今日の締めくくりとして 作成した支援マップについて発表していただきました。
各テーブルにごとに異なる仕上がりになる支援マップ。
他のテーブルがどんなマップに仕上がったのか、皆さん 興味深々ですので、
最後にこうして発表することはとても有意義でした。
参加者の皆さんからの主だった感想としては、
「顔の見える研修により、今後つながることができると思いました。ありがとうございました。」
「存在は知っていたけれど、役割を知らなかった機関の方とつながれたことが一番うれしかったです。」
「不登校の児童生徒に支援する機関や、不登校に対する体制への意見などが聞けて、これからの業務に対する姿勢が変わりました。」
「いろいろな職種の方々とお会いでき、多くの支援を聞くことができ今後の支援に役立てることがっできます。素晴らしい研修会に参加できたことに感謝いたします。ありがとうございました!」
「関係機関が集まって顔をあわせることがないので、顔が合わせられる機会に感謝です。具体的な情報も得られました。」
などのお言葉をいただいています。
アンケート結果
参加者25名中15名の方がアンケートに回答いただきました。
研修の内容について
自身の地域資源について役立つ情報が得られましたか?
非常に役立つ情報が得られた | 役立つ情報が得られた | あまり得られなかった | 全然得られなかった | 回答なし |
---|---|---|---|---|
11名 | 4名 | 0名 | 0名 | 0名 |
73% |
ほとんどの方に、情報をお持ち帰りいただけたようで スタッフ一同 ホッとしております。
また、
今後増やしたい地域資源
についてお尋ねしたところ、
多くの方が、
「小・中・高 の活動・体験・学習・訓練・居場所」の領域
を挙げられており、沖縄本島地域同様 この領域の地域資源の必要性が浮かびあがってきました。
感想等 自由記載
アンケート回答15名のうち、11名もの方が、感想(意見)を書いて下さいました。フリー入力のため、表現は様々ですが、
文面から察し、分類すると以下のようになりました。
顔の見える研修で つながりができてよかった | 地域の資源が知れた、情報が得られた、つながれた | その他 意見、希望 |
---|---|---|
3名 | 5名 | 3名 |
今後 必要と思われる仕組み・制度等
今後 どんな仕組みや制度が必要と思うか、聞いてみました。
- 情報が共有できるキーパーソン、場所、システムがあるとよりよくなると思います
- 無条件の居場所
- 小~高校生の居場所(非行などで手を焼いている生徒などを受け入れてくれる施設)
- 横の連携(各地域資源同士の)が必要
- 子どもたちが気楽に行ける場所が増えてほしいです!!できれば高校生対象の所でもお願いします
沢山のご意見をありがとうございます!
今後の支援のヒントにさせていただきます!
また、今回はsoraeの主管課である
沖縄県子ども家庭課生活福祉部 子ども未来政策課の方にも参加いただき、
研修会の最後にお言葉もいただきました。
そして
参加者の皆様、今回は貴重な時間をシェアしていただき、本当にありがとうございました!
今回、25名とコンパクトな人数ではありましたが、
皆さん とても親密にトークできていたように感じました。
soraeスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
また次の機会にお会いできることを楽しみにしております。
最後に
こんな地域支援マップが完成しました!
参加者の皆さんの力作です!主だったものを紹介させていただきます。
次は、今年度の研修会の総仕上げとして、全島対象で開催予定です。
沢山の支援者の方々にお会いできるのを楽しみにしております♪
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